アフリカ原産と考えられている熱帯性のゴキブリ。日本では北海道から沖縄まで広く分布が確認されている。人間の食物を摂餌し、食中毒の原因となる微生物を媒介する他、糞や死骸はアレルギーの原因となる。ライフサイクルが2~3か月と短く、どんどん世代交代するため薬剤に対する抵抗性をもった個体が出現しやすい。形態上は前後翅を備えるが飛翔能力はない。
九州から北海道まで分布する。元々は屋外性のゴキブリで下水道やマンホール、浄化槽の中などを好むが、温かい空間と餌を求めて屋内に侵入してくる。雑食性で人間の食物はもちろん、毛髪、垢や排泄物の他、紙類や食用油、自身の糞まで食べる。
背面は茶色がかった灰色。腹面は黄に近い白。尾の長さは体より短く耳は小さい。湿気や寒さに強く、ビル1階の飲食店に出現することも多いが高い所に登るのは苦手で高層階にはあまり出現しない。家の外に巣をつくることも多く、床下や配水管などから侵入する。性格は獰猛で警戒心は低め。
背面は茶褐色や黒。腹面は黄褐色、灰色、白。尾の長さは体より長く耳は大きい。運動性が高く、外の電線・排水パイプを経路にして、どこからでも侵入する。寒さに弱いので建物の中に巣をつくることが多い。天井裏で走り回るのはこのクマネズミである場合が多い。動き回りながらフンをするので、移動ルートのあちこちにフンを残していく。警戒心が非常に強く、捕獲はドブネズミより困難。
背面は白、灰色、黒。腹面は薄い色。尾の長さは体より短く耳は大きい。体が小さく、他のネズミでは侵入できない所でも入ることができる。
日本に生息するコウモリの中で唯一の住家性種。体毛は黒褐色から暗灰褐色。皮膜は灰褐色または明るい褐色。
カメムシ目トコジラミ科の昆虫。不完全変態で成虫と幼虫はほぼ同じ形をしている。人間を主な吸血源とし、刺されると激しいかゆみを生じる。